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《1粒で2度おいしい》
なんのコピーでしょう? 正解はアーモンドグリコ 昭和30年発売? 良き昭和だね、最近またはやりですね。 私より古い。今でも売ってるのかな。 なんでこのフレーズを思い出したかと言うと、最近読んだ本に言葉の2つの意味 というのが引っ掛かったから。 ラテン語はローマ カトリックの公用語で今もバチカンでは公務なでで使われています。 ラテン語の finis は英語のfinishの元になった単語で、 「終わり」と「目標」。。。? 終点・最期・死といういわゆる「現実的な終わり」と 完成・頂点・目標というむしろ「希望的な達成感」。 もちろん会話の中では、問題ないのだろうけど、なんだか長いあいだの人間の 試みを感じさせます。 英語のfinish にはさらに「洗練・教養」という意味まであります。 聖書は時代や地域によって実にたくさんの訳がなされ、解釈も様々という ことなのでしょうか、です。 いえ、私は全く素人なので難しい考察をしようというのではありません。 聖書のラテン語訳というのをちょっと見ただけでも、finis と同様に使われている novissimus という単語にも、最新の・最後の、最低の・最高の、というように 全く逆の意味があります。 昔、工房に来ていたアメリカ人と寿司屋で飲みながら、willには「未来」という意味と 「意志」という意味があって、なんて素晴らしいのだろうねー、などと 酔っぱらって片言英語で話したことがあったな。 これは同意語でいいかな。 語学に堪能な方には何を今さら、な話ですね。 あるいは日本語に多種な言葉が多いということもいえるかな。 ノーベル文学賞の選考基準に、高い文学性なんてのは当然として、翻訳の多さ というのがあるらしい。 確かに自分の国にこの作品を紹介したいと、いかにたくさんの人に思われるか、って 大事ですね。 しかし翻訳は難しい…。 あー、好きじゃになあ、この言葉の選び方、ありますよね、 翻訳によって作品の持つ手触りや匂いや空気感などが全く変わってしまっている、 こともあります。 逆にうまく変わってしまって成功している場合もあるんじゃないかと思うのも。 海外のSFが好きでたくさん読んできましたが、翻訳者によってつまらなくて放り出した 読めなかった本も。 またすごくきれいな美しい文体で拍手の本も。 文学者?ってたいへんな仕事ですね。 そりゃあ、原作で読みたいさ。 言葉の意味の多様性を知れば知るほど、相手を理解することの難しさを思い知る。 秋の夕べかな。
by water-yo
| 2012-09-14 22:07
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